尾花正明 おばなまさあき
 
 

会報「政華」バックナンバー

【政華】No.13 通算第36号 

◆ 裁判所から厳しく断罪された島田正一氏

平成13年11月9日,さいたま地方裁判所で、ある損害賠償請求事件に関する判決が、草野芳郎裁判長より言い渡されました。
 1999年の県会議員選挙中の事件に対するもので、尾花が原告となり訴えていたものでした。相手被告人名は島田正一氏。現職の埼玉県議会議員です。 
 島田氏は、埼玉県議会議員選挙中、JR上尾駅に西口で、「脱税候補を許すな」との横断幕を掲げて、事実にもとづかない卑怯な選挙演説で尾花を総攻撃しました。そのことを同裁判長は、判決理由の中で「名誉棄損に当たる」と強く指摘し、損害賠償を命令しました。
 この選挙では,偽装税情報の中傷演説の矛先を向けられた尾花が数百票の差で一敗地にまみれました。言われなき中傷のみで健全に行わなければならない選挙を汚したことが司直から厳しく断罪された。という形となりました。
 島田氏は、わが国司法制度に認められている「一審判決に不服の場合には、控訴し改めて判決を受けることができる」との法手続きを利用せず、この時以降完全に沈黙したままでした。
 よって、11月28日、前述の判決」を全面的に受け入れる形となり、判決はここに確定し、同時に島田氏の完全敗訴も決定する結果となりました。伴って、島田正一氏は「損害賠償金を支払え」という判決に従い364,673円をさいたま地方裁判所に支払い(供託し)ました。

◆ 刑事告訴検察庁へ書類送検となる

 上記の名誉毀損損害賠償事件に対する全面勝訴の裁判所判決を受け、尾花は平成13年12月6日、「公職選挙法235条第2項」虚偽事項公表罪で島田氏を刑事告訴しました。上尾警察署刑事第2課は同告発書を受理し、約2ヶ月にわたって事情聴取ならびに現場検証が行われました。
 翌平成14年1月25日、島田氏は被疑者として、公職選挙法違反の疑いでさいたま地方検察庁へ書類送検されました。さらに2月27日から同検察庁において小林登検事の下、被害者尾花正明、被疑者島田正一の両方に事情聴取がとりおこなわれました。
 結論としては、「被疑者が民事事件判決で、制裁を受けている」こと、刑事事件として立件するための証拠としては、嫌疑不十分であるなどの理由で3月7日不起訴処分となりました。
 しかし、現職県議が、刑事告発を受け検察庁からの聴取を受けたと言う事実は残っております。

◆ 意図的に偽装税情報を外部に流したのは?

 この事件について次のようなことが不思議さをもって語られえいます。「『尾花氏が脱税した』と言う、情報を島田氏はどこから仕入れてきたのか?」ということです。
 この問いに関する答えを探求するためのいくつかのヒントの中で、大変おどろくべきものがあります。それは浦和地方裁判所(現さいたま地方裁判所)の法廷にて、なんと同氏は「上尾市最高幹部から情報を得た」と証言していることです。
 かなり注目すべき発言といえます。つまり、この情報は上尾市役所から教えてもらったとはっきりと同氏自身が明言しているのです。また島田氏自らが経営する会社の従業員を使って「内外タイムス」なる新聞のコピーを、ネガティブキャンペーン用に、上尾市内で配布したことが法廷で明らかにされています。
 「住基ネット」の問題は今年の夏、大変な話題になり国民の間で多くの議論を生みました。
 市民のプライバシーの問題、守秘義務の問題らもからみ、この証言は深刻さとともに、重大な問題性が感じられてなりません。